蓮の落胤-創価学会、話そうか

非活動家の学会3世が創価学会、日蓮、公明党等を語ります。

宿坊の掲示板について(会員間論争の活性化)

何かと話題になる宿坊の掲示板について記事にします。と言っても、特に事情を知っているわけではありません。

 

知っている人も多いと思いますが、元々、宿坊の掲示板は対日蓮正宗の掲示板でした(記録されている一番古い投稿は2008年)。古い投稿は、日蓮正宗関連の話題が殆どです。

 

法華講員と思わしき人達も盛んに投稿し、今の様に学会員だけが投稿する場、という訳ではありませんでした(対論チックな場面が何度もあります)。

 

それが大きく変化したのは2014年7月頃。それまでは日蓮正宗の話題が主軸だったのですが、学会本部の動向、原田会長・学会執行部に対する批判がテーマになり始めます。

 

今でこそ、「昭和54年問題総括の場」とタイトルについていますが、掲示板にこの文言が追加されたのは確認できる範囲で2015年に入ってからです(私が確認できた一番古い記録が2015年)。2013年当時の宿坊の掲示板には、「昭和54年問題総括の場」という文言はありませんでした。

 

またこの時期から急激に投稿数が増加します。宿坊の掲示板は現在(2017年11月)、1412ページ存在しますが、その内の1200ページ以上が2014年以降のものです。学会本部の動向、原田会長・学会執行部に対する批判がテーマになり始めてから急激に投稿数が増加しました。

 

その理由の一つは、皆さんご存知の「教学レポート」です。教義会則変更の裏側を取りまとめた「教学レポート」。「教学レポート」の内容が宿坊の掲示板を介して外に漏れてしまったことが「関係者」を含め、投稿数の増加に繋がりました。2014年の夏頃の話です。

 

恐らくですが、多くの方が宿坊の掲示板の存在を知ったのはこの時期以降でしょう。

 

因みにですが、「教学レポート」自体はもう少し前、2014年の6月頃にはネット上に掲載された(直ぐ消されましたが)と記憶しています。また、一部の関係者はもっと早い時期から所有していたようです。

 

次いで2015年の2月頃だったか、「遠藤文書」が流出して、これまた宿坊の掲示板の知名度上昇に一役買います。

 

2014年から2015年にかけて、宿坊の掲示板にはかなりの暴露話が掲載されます。矢野元公明党委員長の暴露本、一部広宣部(創価学会の裏事情に詳しい人達)の内紛も下地になりました。

 

聞いたことのある内容も幾つかあったので、世間は狭いものだと思ったりもしました(笑)。まとめサイトもあるので、気になる方はチェックすると良いでしょう。

 

2015年以降は、集団的自衛権やら公明党の話題やらも追加されながら、現在の状態、原田会長執行部を糾弾する場・池田名誉会長時代への回帰を主張する場へと固まっていきます。

 

前述したように、宿坊の掲示板が全国レベルで有名になった理由の一つは、「教学レポート」「遠藤文書」の流出です。宿坊の掲示板は、それまで極度にクローズドな環境で進行していた「教義問題」をオープンな話題にしてしまいました(教義そのものに拘っている人、教義の変更過程に拘っている人様々ですが)。

 

「教義問題のオープン化」は「議論のオープン化」を誘発し、選挙活動(公明党の在り方等)や教義以外の問題(日々の活動に付随する)に関する議論も活性化させました。

 

現場の組織で忌憚なく意見を言い合えれば、宿坊の掲示板が話題になることも、ブログやSNS創価学会ネタが飛び交うこともそこまで無かったでしょう。

 

宿坊の掲示板が全国レベルで有名になった理由は「教学レポート」「遠藤文書」の流出ですが、あくまでそれは象徴に過ぎず、宿坊の掲示板が果たした本当の役割は、学会内部における議論の活性化。それもネット上における議論の活性化にあると私は考えています。

 

「原田会長執行部の糾弾・池田名誉会長時代への回帰」に賛同する人もしない人も、宿坊の掲示板を気にする理由がそこにあると思います。オープンに創価ネタを提供する数少ない場所ですから。

 

学会本部は当初、宿坊の掲示板に掲載される情報そのものを危惧していたようですが、それは完全に近視眼的判断でした。

 

暴露話の真偽を確認できない一般会員に、本当の意味で影響を与えたのは、創価学会の現状・歴史・教義等を議論する機会の出現。会員間論争を活性化させたことです。

 

情報をクローズドにしていた分、一度はじけると収拾がつきません(これまでも何度か指摘しましたが)。創価学会は、会員間の自由論争に対応する方法を知りません。

 

現場の組織に忌憚なく意見を言い合える風土があれば、会員がどの様な情報に触れようと、恐れることなどないはずですが。これまでの密室主義のツケですね。